スカート百科事典 |
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スカートは現在ではおもに女性の服装として広く定着していますが、17世紀ぐらいまでは、男女問わずスカートをはいていたようです。
その後、動きやすさの面で男性がズボンを取り入れたことにより、スカートはおもに女性の服装として残ったようですが、その一方で当時のスカートは現在のスカートからは想像も使いないような大きな裾幅を持つ鳥かごのような形の「パニエスカート」が流行していました。現在でもこの形はウェディングドレスなど特別な機会の場合には登場することもありますが、日常生活を送る女性などが普段着用するスカートの形としては、動きづらく仕事にも向かない形でしたので、次第に淘汰され、20世紀頃には現在の主流である「フレアスカート」や「タイトスカート」を中心とした形に落ち着き、スカート丈の変化も時代毎に長短を繰り返しながら、現在に至っています。
また最近では、痴漢防止対策やパンツの流行により、女性でも日常でスカートをはく機会が少なくなった人がいたり、あるいはパンツの上からスカートをはく(=スカート・オン・パンツ)場合があったり、またごく少数ではありますが、男性でもスカートをはく人(=メンズスカート)が出てくるなど、ファッションのユニセックス化が進む中、スカートについてもその動向が徐々に変化する可能性も秘めています。
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