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スカートの呼び方について
スカートの分類で既にご覧いただいたかもしれませんが、スカートの呼び方には非常に多くの種類があります。
しかし、注意してみて見ると大まかに次の順番で組合わされた呼び名になっているように思えます。
(民族衣装などのように、一部これに当てはまらないものもあります。)([素材の種類]+)[形状の種類](+[ひだの種類])+[丈の種類]+「スカート」
素材の種類が付く場合は、季節感を出すために「麻」とか「ウール」、また、高級感を出すための「カシミア」などがあります。形状の種類とは「フレア」「タイト」などをいいます。ひだの種類は「プリーツ」などが多く入ります。丈の種類は「ロング」「ミニ」などをいいますが、ナチュラル丈や膝丈の場合は、省略されることが多いようです。
一方、形状が相反するもの、ならびに丈が相反するものは一緒に呼び名に入ることはありません。
たとえば「ミニスカート」「ロングスカート」という呼び名は一般的なものですが、「ロングミニスカート」 という呼び名はありません。また「フレアスカート」「タイトスカート」という呼び名も「フレアタイトスカート」とは呼びません。しかしながら、両方の中間という意味で「セミ○○スカート」という呼び方はあります。つまり、「セミロングスカート」とか「セミタイトスカート」とかいうものがそれにあたります。また、構造的に矛盾するものも一緒に呼び名に入ることはありません。
たとえば「プリーツスカート」「タイトスカート」という呼び名はあっても、「プリーツタイトスカート」というのは見かけません。これは「プリーツ」という形状は、ひだが開いた状態ではフレアスカートの形に近づきますが、タイトスカートいう体にひったりしたという形状にはならないためです。
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